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病原体
感染源
潜伏期間
感染経路
症状と経過
トリコモナスという寄生虫が膣内に寄生するために起こる膣炎である。
男性の場合
尿道や前立腺に潜んでいることが多く、自覚症状としては、排尿時に違和感がある程度で症状が乏しい。このため、知らないうちに女性にうつしてしまうことが多い。
女性の場合
健康なときには必ずしも症状が出るとは限らず、体力が落ちると膣の中の自浄作用が弱まって炎症を起こします。
特徴としては、外陰部の我慢できないほどのかゆみと、悪臭のある黄色または血液の混じったおりものがみられます。症状が進むとおりものの色が濃くなったり、緑っぽくなり、細かい泡が混じります。さらにおりものが多くなると、外陰部がただれて排尿時にしみたり、歩くときにすれて痛くなることもあります。 |
診断・検査
| 検査方法は、膣分泌液を顕微鏡でトリコモナス原虫を確認します。検査手法には、生標本による鏡検法と培養法・PCR法、子宮癌検査細胞診があります。
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感染予防
| ワクチンはなく、予防にはコンドームが有効です。また、患者や不顕性患者との性的接触を避けるのが第一の予防です。感染力は非常に強く、トイレの便座や風呂場などで感染することもまれにあります。 |
対処法
セックスの感染が最大の原因であるため、パートナーに症状がみられなくても、治療は必ずパートナーと一緒に行わなければなりません。
治療としては、膣の中に座薬を入れたり、抗トリコモナス剤の服用などがあります。かゆみは薬で早く取れますが、治療を十分にしないと再発しやすくなるため注意が必要です。治療は2週間ほどかかります。 |
最近の発生状況
| 20歳代の若年男女に急増していて、時には中年夫婦にもみられます。 |
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