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どんな病気か
| １８歳以上の性成熟期になっても、月経が来ない状態です。生まれてから一度も月経のない原発性無月経と、それまでは月経があったにもかかわらず、３か月以上月経がみられない続発性無月経があります。 |
症状
| 月経が来ないという基本的な症状の他、原因疾患により、思春期におこる二次性徴があらわれない、頭痛や視野狭窄など様々な症状がおこる場合もあります。 |
原因
原発性無月経の原因としては、染色体異常による卵巣形成障害、卵巣刺激ホルモンによる卵巣の反応の欠如、ホルモン受動態の機能障害、下垂体や視床下部の機能障害や胎児期に精管が正常に分化せず子宮や膣が欠損して、月経血が体外に排出されない、などがあります。
続発性無月経の原因としては、妊娠、閉経などの生理的なものと、ストレスや極端なダイエットなどにより視床下部に問題が起きた場合や、腫瘍や炎症が視床下部、下垂体、卵巣、子宮にできてしまった場合、糖尿病など全身の健康状態の悪化、特定の薬など様々です。 |
検査と診断
| 様々ある無月経の原因を調べるため、血液検査によるホルモン検査やホルモン負荷試験を行います。染色体検査により染色体異常がないかの確認をしたり、妊娠の検査をおこなう場合もあります。 |
治療
| 原因によって治療法は異なりますが、原発性無月経で染色体や精管に異常がある場合は、根治することができないので、対症療法が行われます。続発性無月経の場合も、原因によりホルモン療法やクロミフェリン療法（視床下部に刺激を与えて、排卵を促す）、精神科医によるカウンセリング、食生活指導、漢方薬、手術などを組み合わせて治療が行われます。 |
日常生活の注意
| １５歳以上になっても、初経がみられない場合は、婦人科の診断を受けましょう。 |
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