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どんな病気か
| 副睾丸（精巣上体）に炎症が慢性的におこっている病変です。 |
症状
| 陰嚢内の副睾丸部に、硬いしこりがあり、鈍い痛みや違和感が持続して感じられます。発熱はほとんどなく、症状は一般に軽いものです。 |
原因
| 腸内細菌などにより急性副睾丸炎を発症し、治りきらないと細菌が副睾丸にこもり慢性的に炎症をおこすものが大半ですが、結核菌や梅毒、クラミジアなどの感染により発症する場合もあります。 |
検査と診断
| 尿検査で、白血球の数や細菌の種類を調べます。菌が検出されない場合は、結核菌の可能性もあるので、特殊な検査を行います。他の病気を合併していることもあるので、血液検査や各種造影検査を行い、尿路系統に異常がないかどうかを確認します。 |
治療
軽い症状の場合は、経過観察がとられますが、しこりが大きくなったり痛みが改善しない場合は、抗生物質や消炎鎮痛薬を服用します。
結核性の場合は、その他の尿路に感染している可能性もあるので、半年以上の長期に渡って、抗結核薬を使った治療が行われます。薬物療法で改善が見られない場合、副睾丸を摘出する手術が行われる場合もあります。 |
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