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どんな病気か
| 陰嚢内にリンパ液が過剰に分泌し、その液がたまってしまうことで腫れてしまう病気です。子供ではうずらの卵大ですが、高齢者ではこぶし大まで大きくなってしまうこともあります。 |
症状
| 痛みなどの症状はありませんが、陰嚢が大きくなり不快感を覚えることで気がつきます。 |
原因
| 主に精巣鞘膜のリンパ液が過剰に分泌するのが原因です。新生児では腹膜から鞘状突起があり、そのために腹膜内のリンパ液が逆流することでおこります。その他、フィラリア原虫によりリンパ管が閉じられたために陰嚢が腫大する場合もあります。 |
検査と診断
| 触診しても圧痛はなく、陰嚢の表面がなめらかで、懐中電灯で透かして見ると精巣が透けて見えます。超音波検査で陰嚢にたまっているのが水分であることを確認します。注射針で内溶液をとり、その液が黄色で透明であれば診断が確定します。 |
治療
| 注射針で内要物を数回吸引します。成人では、何度吸引しても治らない場合があり、その時は精巣鞘膜を切除する手術を行います。１歳未満の場合は自然治癒することがあるので経過を観察のうえ、１歳を過ぎてから手術を考慮します。 |
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