これがSTDだ!性病だ!  〜性病でお悩みのあたたへ〜

性器ヘルペス(せいきヘルペス)

病原体
単純ヘルペスウイルス1型または2型

感染源
患者の水泡内容物(1型では無症状のウイルス排泄者の唾液などから感染することもある)

潜伏期間
2〜10日

感染経路
1型…初感染後に引き続き、ウイルスを唾液などに排出している無症状患者からの感染が多い。

2型…性行為によるヒトからヒトへの接触感染が多い。

垂直感染として、母親の陰部ヘルペスが原因となって、産道感染から、新生児にヘルペス感染症(重いものでは全身感染症・髄膜脳炎など)を引き起こすことがあります。

症状と経過
単純ヘルペスウイルスには1型と2型があり、性器ヘルペスはどちらの型によっても起こります。従来は2型によるものがほとんどでしたが、近年は1型が半数近くまで増えています。

このウイルスは宿主に持続・潜伏感染を起こすのが特徴で、神経節に長く潜伏し、性交がなくても潜伏しているウイルスにより、再発を繰り返すことがあます。とくに体力の低下した時などに多い。

急性型
初感染した場合に多く、感染後(おもにセックス)2〜10日間くらい潜伏した後、外陰部や膣内に熱感が出てきます。その後、3〜4日して米粒大の水泡ができ、それが破れて潰瘍状になると外陰部の激しい痛みが起こります。そのため排尿困難や歩行困難になることもあります。

再発型
急性型に比べて症状が軽く、水泡の数もさほど多くはありません。月経、セックス、疲労、ストレスなどがきっかけで再発することが多く、頻度は人によってさまざまです。再発し、症状に悩まされるたびに、セックスで感染したことなどを思い出し、ヘルペスノイローゼに陥る人もいます。


男性の場合
外陰部(陰茎、陰嚢)に水泡が生じますが、一般に女性に比べて軽く、感染しても8割くらいのものは症状が現れません。症状が出る場合には、38℃以上の発熱や鼠径部のリンパ節の腫脹なども起こします。

女性の場合
性器の外陰部や膣口の周りに水泡が現れます。かゆく、破れて潰瘍になりやすく、激しい痛みを引き起こすことで気付きます。症状が悪化すると排尿痛が起こったり、歩行困難になることがあります。再発することはありますが、一般に再発時の症状は軽微です。

診断・検査
陰部病巣ぬぐい液を培養してウイルスの分離を行います。また、水疱内の細胞を顕微鏡で確認したり血液検査をする検査法もあります。検査法としては、蛍光抗体法・酵素抗体法と細胞診、血清抗体測定があります。

感染予防
ワクチンはなく、予防にはコンドームが有効です。また、患者や不顕性患者との性的接触を避けるのが第一の予防です。

対処法
治療薬としてアシクロビル(商品名ソビラックス)という有効な抗ウイルス剤があります。急性型の場合はこの薬を注射、あるいは内服し、局所には直接軟膏を塗ります。再発型の場合は、前触れとして現れる症状、つまり外陰部のヒリヒルする痛みや、かゆみなどの症状が現れたときに内服すると、症状が現れてもごく軽く3〜4日で改善します。

とくに再発型の場合、早期治療が症状をやわらげることにつながります。

最近の発生状況
2型感染が性行為によって、若年男女に急増しています。


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