これがSTDだ!性病だ!  〜性病でお悩みのあたたへ〜

淋病

病原体
ナイセリア・ゴノレイ(Neisseria gonorrhoeae)  グラム陰性の双球菌

感染源
患者の尿道分泌液

潜伏期間
2〜5日

感染経路
ヒトからヒトへの接触感染

症状と経過
男性と女性では症状も重症度も違い、一般的に男性の方が症状が重い。


男性の場合
前部尿道に急性炎症を生じ、牛乳のような白い膿が出てきます。かゆみや排尿痛がひどく、頻尿を訴えます。

合併症としては、急性前部尿道炎から、副睾丸炎へと発展することがあり、また血液中に菌が入り、感染症の心内膜炎や関節炎の原因となることがある。また、慢性化しやすく、尿道狭窄をきたして排尿障害を起こすことが多い。

女性の場合
男性に比べて不顕性のことが多く、発病すると排尿時の灼熱感、排尿痛、尿意頻数を訴えるほか、外尿道口の発赤、腫脹があり、外尿道口から黄色い膿(おりもの)が出てきます。

子宮頸管の内膜に感染が進むと淋菌性頸管炎を起こし、多量の黄色ないし緑色の膿性帯下が増えていきます。この病的帯下の刺激によって、外陰部のかゆみ、灼熱感と共に、発赤・腫脹・びらんをきたし、淋菌性外陰炎を起こします。

合併症として、膣炎から子宮内膜炎、卵管炎、腹膜炎に発展して、不妊の原因となることもあります。また、産道を介して新生児膿漏眼や結膜炎となり、失明する危険もあります。

診断・検査
急性期に直接性器より材料を採取し、塗抹染色標本を作り、顕微鏡で判定します。
男子では約95%、女子では約50〜60%の割合で菌を分離できます。
他に遺伝子診断法(DNAプローブ法)・核酸増幅法(PCR法)があります。

感染予防
ワクチンはなく、予防にはコンドームが有効です。また、患者や不顕性患者との性的接触を避けるのが第一の予防です。小さい子供や抵抗力の弱い人では風呂場の床、便器、タオルなどから感染することもありますので、タオル、お風呂は他の人と別にするなどの注意が必要です。

対処法
自覚症状があれば早期に受診し、すぐに治療を開始する必要があります。

治療はペニシリンが有効であり、早期に大量使用し、短期間に完全に治すことが重要です。男性の場合、多くは4〜7日で治りますが、女性の場合、治るまでに1ヶ月から数ヶ月かかることもあります。セックスは完治するまで禁止で、キスやペッティングも控えてください。痛みが取れたからといって治療を中断すると慢性化して合併症の原因となります。

最近の発生状況
患者数は一時期減少していましたが、最近増加の傾向がみられ、STDの中ではクラミジア感染に次いで重大な疾患です。統計的にみると、男性に比べ、女性は極端に少ないですが、これは女性に不顕性患者が多いためであって、実はこの不顕性患者が重要な感染源になっているのです。


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