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どんな病気か
| 陰茎の皮膚から発生する皮膚がんの一種です。５０〜７０代に多く発生しますが、近年では比較的少ない病気です。 |
症状
| 陰茎や亀頭部にできた痛みのない隆起物か平坦な腫瘍として発症します。進行し、腫瘍が大きくなると潰瘍ができたり、一部が壊死して悪臭を放ち、痛みも生じてきます。包茎や、感染を伴うことも多いようです。リンパ管を通して転移することが多く、鼠径部（そけいぶ）のリンパ節に転移するとリンパ節が腫れてしまいます。 |
原因
| はっきりとした原因は不明ですが、包茎が重要視されています。包茎の場合、包皮内の恥垢（ちこう）により慢性炎症など様々な刺激がおこり、これが発ガンの危険を高くしているのではないかと言われています。また、パピローマウイルスが関与しているとも考えられています。 |
検査と診断
| 似ている症状があるため、腫瘍の一部を切除し病理診断をします。がんと診断されると、MRIや超音波検査、CT検査、血液検査などで病変の広がりや転移などを調べます。 |
治療
| 腫瘍が小さく陰茎と鼠径部のリンパ節にとどまっている場合は、陰茎部分切除術や、陰茎全摘除術の手術を行います。ある程度大きくなっている場合は、リンパ節郭清（リンパせつかくせい）も行います。また、治療効果を高めるために、放射線治療や抗がん剤治療を併せて行うこともあります。 |
日常生活の注意
| 陰茎が常に清潔になるよう心がけましょう。もし異常を感じたら、ためらわずなるべく早く受診しましょう。 |
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