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介護現場で疥癬に感染してしまいました
40代 女性
疥癬(かいせん) |
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疥癬(かいせん)は、以前は性病の要因と考えられていました。
ですが、衛生状態が改善された現在では、セックスによって疥癬が伝染するのは全体の10%程度だそうです。
代わりに、疥癬が増加してきているのが、私達のような介護職員が勤めている介護施設です。
私達の職場では、自分では殆ど寝返りもうてないような方も入居しています。
そうなると、どうしても自分で自分の体を清潔に保つ事が出来ない分、疥癬にかかりやすくなるのです。
私達スタッフもうつされない為に、長袖をつけたり、マスクをしたりなど気をつけてはいるのですが、とうとう私は入居者さんから感染してしまいました。
疥癬の症状は、ヒゼンダニという肉眼では見えないようなダニが起こす感染症です。
このダニが人間の皮膚に潜って、交尾と繁殖を繰り返すのが特徴です。
首から下に赤い米粒の半分程度の発疹と、ミミズ腫れのような痕が出来、そして痒みがあります。
痒みは特に夜中にひどくなるので、不眠になりますし、かきむしると皮がむけて血がでたりもします。
治療は大変で、体を清潔にしてから、クロタミトン軟膏やイオウ軟膏を塗って、これにプラスして室内を消毒します。
これを痒みがなくなるまで繰り返して完治になるのですが、私の場合には、数カ月かかりました。
ただ、同じような経験をしている介護職員は知り合いにも何名かいますので、一種の職業病かも知れませんね。
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